はなの日記

思ったこと、日常の事を書いていきます。

一人暮らしを始めて…

いつのまにか、気づくと一人暮らしを始めて4ヶ月が経とうとしている。


元々大学まで実家暮らしをしていた。

就職後も家にお金を入れながら実家住みを続けて、貯金が貯まってから一人暮らしをする予定だった。だが、大学の時に地方から出てきて一人暮らしをしている友人の家に遊びに行くたびに「羨ましい…」と感じていた。


すっかり友人に感化され、大学卒業と同時に家を出る決意をし、両親に頭を下げて初期費用を負担してもらう代わりに物件選びから契約まで自分でやるというなんとも有難い条件で、一人暮らしの準備を進めることになった。


とは言っても、一人暮らしの経験がないため

何から手をつけていいのかわからなかった。

運良く不動産屋に勤める友人がいたため、その友人の力を借りながら、まず物件探しを始めた。


私の物件選びの基準は、①日当たりが良い②1LDKの2点だけであった。

物件選びを始めた日に内見した3つの物件は安いがどれも日当たりが悪く、冬の寒さで冷やされたフローリングは足踏みしていなければ立っていられないほどであった。

ちなみに私は北海道に住んでいて、その日は運悪く吹雪であった。


4軒目に案内された物件は新築の物件だった。1LDKで、部屋に入ると暖かく、全てのものから独特な新品の匂いがした。

すごく魅力的だったが高い…

両親に初期費用を負担してもらう身としては

少々気がひける金額だったのである。


最後に案内された物件は割と新しい綺麗な4階建てのマンションであった。

到着すると、すでに別の内見に来たお客さんがいて、10分ほど部屋の外で待ってから、ようやく内見を始められた。

広さは十分にあり、何より床が温かい。部屋に入った時からなんとなく居心地が良かった。


友人に聞くと、ここの物件は都市ガスで、日当たりも良く、家賃も手ごろで今出ている物件で一番の好条件だと言っていたが、基本的に物件の決定は早い者勝ちで、1分の差で他のお客さんに取られてしまうこともあるとも言っていた。


私は即決でこの物件しかない!と直感で感じていたため、さっき内見してた人がすでにここに決めているのではないかと、気が気ではなかった。

一応2日間だけ他のお客さんに取られないように仮押さえをしてもらったが、心の中では既にこの物件一本に絞っていた。


その日の夜、両親に決めようとしている物件を伝え、予算的な了承を得ることができた。次の日の朝には、契約する気満々で印鑑を持ってルンルンで不動産屋さんに向かっていた。


その後は膨大な量の契約書を書き、よくわからない手続きを経て、ようやく契約することができた。

家電や家具も買い揃えてもらい、実家には大して持っていく荷物も無かったため、引越し業者を利用せずに引越しすることに決まった。


入居日は入職する前に設定したかったが、色々な問題もあり、入職後の最初の土曜日にした。


そんなこんなで、両親の協力を得ながら、4月の頭に記念すべき一人暮らし生活をスタートすることができたのである。


一人暮らしの魅力はなんといっても自由に尽きる。実家の時は家族がいるため、生活時間を合わせなければならなかった。一人暮らしであると夜遅くに出かけたり、好きなものを好きな時に食べたり、休みの日は一日中寝ていられたり、家も自分の好きなものをおけたりと自由の幅が広がったように感じる。

中でも特に嬉しかったことは人を自宅に呼べることだ。

やらしい意味ではなく、実家はマンションで、部屋が狭く、友達を呼べるようなスペースがなかった。

今では気兼ねなく友人や先輩を自宅に呼び、ご飯を食べたり、お酒を飲んだりすることができるのである。


とは言っても予定が合わず数回しか呼べたことはないのだが…笑


デメリットもやはりあって、いくら仕事で疲れていてもご飯の支度や洗濯などしなければいけないことだ。

今でもヘトヘトで帰ってきた時に、実家のありがたみを痛感している。


そして、4ヶ月経った最近になって出てきたデメリットは、少し寂しいことである。

元々1人であることが好きなのだが、一人暮らしをすると必然的に、職場の人以外との関わりが減り、たまに無性に人を家に呼んだり、飲みに行きたくなるのだ。

ペットを飼うことも考えたが、今の物件はペット禁止なので渋々断念した。


おそらく半年過ぎた頃にまた心境の変化があるかもしれない。